研究室の沿革




元々は「溶接研究室

生産システム工学研究室は、1980年代までは溶接研究室と呼ばれ、溶接接合に関わる技術や板骨構造物の製造のための基礎的な研究を行ってきました。1990年代に入ってから、これまで行ってきた研究を活かし、特に溶接のもつ接合に関わる情報の重要性に着目して、接合の情報という観点から設計生産を統合的に支援するシステムの研究と開発を行ってきました。

現在、設計/生産活動のモデリングとシステム化による計算機支援に関する研究として、人工衛星やロケットの設計支援, 物流を考慮した工場の設計、モジュール化設計、安全/信頼性設計, サプライ・ネットの設計, 製品モデルを中核とした統合DfX(Design For X)支援手法などの研究を産学連携を密に行いながら推進しています。

具体的な研究テーマは、時代の変化と要求に順応して変遷してきましたが、その背景にある、過去に培ってきた接合に関わる情報やシステム間のインターフェイス情報を活用することによって、さまざまな工学分野の設計・生産活動を支援するシステムを構築したい、という目的は大切に引き継がれています。