大規模システムの挙動設計による高品質支援

自動車やコンピューターなどといった製品は、それ自体がシステムであると捉えることができます。製品システムは、機能やミッションを果たします。ここで、製品システムの機能は、製品システムが示す挙動や状態によって表現可能であると考えることができます。例えば自動車は乗員を乗せて走行し、CPUは演算処理を行う、などといったように、さまざまな挙動を行うことによりその機能やミッションを実現しています。 高い品質を持つ製品を設計製造するためには、これらの挙動を十分想定した上で、適切に製品情報を生成していくことが必要です。 
 そこで、わたしたちの研究室では、製品の挙動を計算機上にモデリングすることによって、設計の上流からの挙動の作りこみの支援と品質向上のための取り組みを行っています。具体的には、製品全体の挙動を、詳細な製品要素の挙動へと、トップダウンのアプローチによって多段階的に整合性を保って詳細化していく設計支援の手法を研究しています。この手法を用いて、産学連携のプロジェクトによって、離散言語ペトリネットを用いて、高い品質を確保しながら、段階的に挙動と構造を設計していくための設計支援システムの開発を行っています。