EngineeringにおけるKnowledge Managementに関する研究

近年少子化による若手技術者の減少や、リストラによる熟練工による知識の伝承不足が問題点として叫ばれています。例えば鋼板曲げ加工における線状加熱の技術は、職人芸としての色彩が強く、そのKnowledgeをなかなか記述し伝承することができません。また、製品設計や製造においても、設計のやり方やコツなどといったものが今なお大きく存在し、経験がものを言う世界があります。たとえば設計段階でそのリスク評価や品質向上を考えていくためには、製品モデルを様々な角度から検討し評価することが必要となります。そのとき、さまざまな形態でのKnowledgeが必要となり、熟練者はこれらを長年の経験から獲得し分類整理して活用しています。
 本研究室では、熟練者に頼らないこれらのKnowledge獲得支援を行うために、各々の事象の背後にある知識構造を解き明かし、表現し、蓄積して再利用可能な形態にするための知識の構造化や文節化、総合化に関する研究を行っています。具体的には、知識を記述するしくみ、適切に取り出すしくみ、活用するしくみを、設計や製造のプロセス・モデルとナレッジ・サーバーを組み合わせ統合化することにより、知識獲得支援システムを創出し、実現化しています。